壁紙・クロスの選び方のポイント|内装リフォーム
- 投稿日:2022年 10月17日
- テーマ:内装リフォーム
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の越田瞬です。今回は内装リフォームについてお話しします。内装リフォームでご相談が多いのは壁紙交換です。壁紙にもたくさんの種類があり、一概に変えたいと言ってもどんなものにすればいいのか迷いますよね。そこで、壁紙の選び方のポイントについてお話ししていきます。
1.壁紙の種類
壁紙・クロスにもいくつか種類があります。
・ビニールクロス
ビニールクロスは最も一般的に使用されている壁紙です。壁紙・クロスと言われたらビニールクロスを想像される方も多いと思います。ビニールクロスは塩化ビニール樹脂などを主原料としたクロスで、価格も安く様々な機能性を備えたクロスがありますので、需要に合ったクロスに出会えるでしょう。
・紙クロス
プリント加工やエンボス加工されることの多いパルプを原料としたクロスです。高級感のあるお部屋を演出することができますが、お手入れがビニールクロスより大変です(ものによっては汚れがシミになったり水拭きができなかったりする)。
・織物クロス(布クロス)
木綿・麻といった自然素材、パルプやポリエステル、レーヨンなどの化学繊維を絡み合わせて作られる不織布壁紙のことをいいます。こちらも高級感を演出するのにぴったりのクロスですが、水拭きよりはたきでホコリを除くお手入れが必要です。
・木質系壁紙
薄くスライスしたコルクや天然木に、紙やアルミを裏打ちして作られるのが木質系壁紙です。全体の壁に使用するというよりは、腰壁に壁紙を貼ったりすることが多いです。カントリー調や木のぬくもりを演出したいお部屋にオススメですが、水に強くないタイプのものもあるので注意が必要です。
・無機質系壁紙(珪藻土壁紙/漆喰壁紙)
珪藻土や漆喰といった無機質の素材を使った壁紙で、珪藻土などを塗るよりリーズナブルに仕上げることができます。珪藻土や漆喰はその風合いはもちろん、消臭や調湿効果もあるため、一定の人気があります。
・オレフィン壁紙
ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂が主原料の壁紙です。ビニールクロスと似たような性能を持っていますが、焼却した際に煙・塩化水素などの有毒ガスがほぼ発生しないというメリットも大きいため、ビニールクロスより少しお高めな壁紙です。
クロスの種類や機能性についてはこちらの記事でも読めます
→内装リフォームークロス編ー|内装リフォーム
2.機能性の違い
壁紙によっては、様々な性能を有するものがあります。例えば、消臭効果や耐水、防汚性能がある壁紙であれば、トイレやキッチン、洗面所にも使えます。また、キズに強いものや抗菌のものはお子様のお部屋に貼りたいですね。
このように、様々な機能がついた壁紙が多数ありますので、お部屋ごとに必要な性能の壁紙を選ぶことが大切です。
お部屋ごとのオススメクロスについてはこちらの記事がオススメ
→部屋別!壁紙・クロスの選び方とは?|内装リフォーム
3.アクセントクロスでオシャレに
アクセントクロスとは、お部屋の一部の壁だけ色や柄の違うクロスを貼って空間のポイントにすることをいいます。全体的には白のクロスを貼り、1面だけ色や柄のあるクロスを貼ります。よほど高いクロスを選ばなければ、全面同じクロスを貼るときと同じ値段でアクセントクロスを貼ることができます。
高級感を演出したり遊び心を取り入れたりすることで、インテリアを楽しむことができるので近年要望や提案も増えています。
サンプルを取り寄せる
壁紙選びにはカタログを用いますが、気になる壁紙は大きなサンプルを取り寄せて確認してみましょう。カタログに載っている色味でも、広い面で見ると感じが変わって思っていたものと違うと感じることがあります。
例えば、濃い色味は大きな面で見ると薄く、柄物は大きな柄の一部しかカタログには載っていない、などということがあります。真っ白のクロスまでサンプルを取り寄せる必要はないかもしれませんが、アクセントクロスを貼りたい場合などは大きめのサンプルを取り寄せてもらうようにしましょう。
まとめ
・クロスには様々な種類と機能性があります。お部屋ごとに使い分けたり、機能性アクセントクロスを採用したりしましょう。
・色や柄のついたクロスは大きな面で見るとまた違ったように感じます。必ずサンプルを取り寄せて確認するようにしましょう。