階段リフォーム完全ガイド|メリット・デメリットから費用、おしゃれなアイデアまで専門家が解説

こんにちは!滋賀県全域で注文住宅・リフォーム・不動産事業を展開している匠工房です。本日のテーマは、「階段リフォーム」です。
築20年以上が経ち、「毎日の昇り降りが少し怖い」「親や自分の老後を考えると、この急な階段は不安...」と感じていませんか。住み慣れた我が家でも、階段は年齢とともに大きな負担となり、転倒・転落といった事故のリスクも高まります。しかし、どこから手をつけていいか分からず、費用も心配で、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、そうした漠然とした不安を解消できます。階段リフォームのメリット・デメリット、工事内容別の詳しい費用相場、国や自治体の補助金、そして毎日の暮らしが楽しくなるようなおしゃれなアイデアまで、後悔しないための全知識を専門家が分かりやすく解説します。この記事は、あなたの不安を、安全で快適な住まいを実現するための具体的な計画に変えるための第一歩です。私たち専門家と一緒に、未来の安心を手に入れましょう。
- 3.【工事内容別】階段リフォームの種類と費用相場|いくらで何ができる?
- 3-1.【費用:3万円~】手すりの設置・滑り止め対策
- 3-2.【費用:15万円~】カバー工法で見た目を一新
- 3-3.【費用:10万円~】階段下を有効活用!収納やワークスペースの新設
- 3-4.【費用:50万円~】階段の架け替え(勾配の緩和など)
- 3-5.【費用:150万円~】階段の位置・向きの変更
- 4.【アイデア集】明日から自慢したくなる!おしゃれで機能的な階段リフォーム
- 4-1.開放感とデザイン性を両立「スケルトン階段(ストリップ階段)」
- 4-2.家族の顔が見える「リビング階段」でコミュニケーション活性化
- 4-3.素材で印象は変わる!木・アイアン・ガラスの特徴と選び方
- 4-4.空間をドラマチックに演出する「照明(ライティング)」の工夫
1.まずは現状把握!自宅の階段、本当に安全?簡単セルフチェックリスト

リフォームを具体的に考える前に、まずはご自宅の階段の現状を客観的に把握することが大切です。以下のリストで、当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。一つでも当てはまれば、リフォームを検討するサインかもしれません。
・手すりが片側にしかない、または全くない
・手すりがグラグラする、または高さが合わないと感じる
・階段の勾配が急で、昇り降りに息が切れる
・踏み板(足を乗せる面)が狭く、足を踏み外しそうになる
・フローリングが滑りやすく、ヒヤッとした経験がある
・階段全体が暗く、特に夜間は足元が見えにくい
・昇り降りする際に、ギシギシときしみ音がする
・小さな子どもや高齢の家族がいる
これらの項目は、日々の生活に潜む危険のサインです。現状を正しく認識することが、最適なリフォームプランを立てるための第一歩となります。
2.階段リフォームで暮らしはどう変わる?メリット・デメリットを徹底比較

階段リフォームには、暮らしを大きく向上させるメリットがある一方で、事前に知っておくべきデメリットも存在します。ここでは、両方の側面を包み隠さず解説します。リフォーム後の生活を具体的にイメージしながら、ご自身の家族にとって何が重要か考えてみましょう。
2-1. メリット:毎日の安心と快適、住まいの価値も向上
階段リフォームがもたらすメリットは、単に見た目が新しくなるだけではありません。家族の安全と快適な暮らしに直結する、多くの利点があります。
⚫︎安全性の向上
手すりの設置や滑りにくい床材への変更は、転倒リスクを劇的に軽減します。特に高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、何よりも大きなメリットです。踏み板の先端とそれ以外の部分の色を変える(コントラストカラー)だけでも、段差の視認性が高まり、安全性が向上します。
⚫︎バリアフリー化
階段の勾配を緩やかにしたり、必要に応じて階段昇降機を設置したりすることで、高齢者や身体が不自由な方でも安心して上下階を移動できるようになります。
⚫︎デザイン性の向上
古くて暗い印象の階段を、スケルトン階段やおしゃれな素材に変えるだけで、家全体の雰囲気が明るくモダンに生まれ変わります。住まいの第一印象を左右するインテリアの主役にもなり得ます。
⚫︎収納スペースの確保
階段下のデッドスペースを有効活用し、収納棚やクローゼット、書斎などを設けることができます。空間を有効に使い、家全体をすっきりと見せられます。
⚫︎資産価値の向上
安全性やデザイン性が向上した住宅は、当然ながら資産価値も高まります。将来、売却や賃貸を考える際にも有利に働く可能性があります。
⚫︎快適性の向上
勾配が緩やかになり、踏み板の幅が広くなることで、毎日の昇り降りの身体的な負担が軽くなります。荷物を持っての上り下りも楽になるでしょう。
2-2. デメリット:知っておきたい費用や注意点と、その対策
メリットの多い階段リフォームですが、計画を進める上では注意すべき点もあります。事前に対策を知っておくことで、後悔のないリフォームを実現できます。
⚫︎高額になりがちな費用
リフォーム内容、特に階段の架け替えや位置変更は、構造に関わるため費用が高くなる傾向があります。
<対策>
複数のリフォーム会社から見積もりを取り、内容と費用を比較検討することが重要です。また、後述する補助金制度の活用も検討しましょう。
⚫︎工事期間中の生活への影響
大規模な工事になると、数週間かかることもあります。その間、階段が使えなくなり、生活に支障が出る可能性があります。
<対策>事前にリフォーム会社と工期や工事中の生活動線についてしっかり打ち合わせを行い、必要であれば仮設階段の設置などを相談しましょう。
⚫︎建築基準法の制約
階段の幅や高さ、勾配には法律で定められた基準があります。安易なDIYや知識のない業者に依頼すると、基準を満たさない違法建築になる恐れがあります。
<対策>
必ず建築士などの資格を持つ、信頼できる専門業者に相談・依頼することが不可欠です。
⚫︎騒音・振動
解体作業などを伴う工事では、騒音や振動が発生します。
<対策>工事を始める前に、リフォーム会社と一緒に近隣住民へ挨拶回りをして、工事期間や内容について説明しておくと、トラブルを未然に防げます。
⚫︎冷暖房効率の低下
スケルトン階段など開放的なデザインの階段は、1階と2階の空気が一体化するため、冷暖房が効きにくくなることがあります。
<対策>住宅全体の断熱性能を高める、シーリングファンを設置して空気を循環させる、階段の出入り口にロールスクリーンや扉を設けるなどの工夫で対策できます。
3.【工事内容別】階段リフォームの種類と費用相場|いくらで何ができる?

「結局、うちの場合はいくらかかるの?」という疑問は、リフォームを考える上で最も気になるところでしょう。ここでは、代表的なリフォームを工事の規模や目的別に分類し、それぞれの費用相場と工期の目安を解説します。ご自身の予算や希望に合わせて、最適なリフォームの形を見つけてください。
3-1. 【費用:3万円~】手すりの設置・滑り止め対策
最も手軽に、そして効果的に安全性を高められるリフォームです。
費用相場: 3万円~15万円程度
工期目安: 半日~1日
壁に後付けで手すりを設置する工事が一般的です。手すりの素材や長さによって費用は変動します。また、既存の床材の上に滑り止めシートを貼ったり、溝加工を施したり、滑り止め効果のある塗料を塗ったりする対策も有効です。これらの工事は、介護保険の住宅改修費支給の対象となる場合が多く、費用負担を大きく軽減できる可能性があります。
3-2. 【費用:15万円~】カバー工法で見た目を一新
既存の階段はそのままに、見た目だけを新しくしたい場合におすすめの方法です。
費用相場: 15万円~30万円程度
工期目安: 1日~3日
現在の階段の上から、新しい木質系のシートや床材を貼り重ねる「カバー工法」は、解体作業が不要なため、工期が短く費用も比較的安価に抑えられます。傷や汚れが目立つ階段も、まるで新品のように生まれ変わります。色やデザインのバリエーションも豊富なので、手軽にインテリアのイメージチェンジが可能です。
3-3. 【費用:10万円~】階段下を有効活用!収納やワークスペースの新設
デッドスペースになりがちな階段下は、リフォームで価値ある空間に生まれ変わります。
費用相場: 10万円~50万円以上
工期目安: 2日~1週間程度
階段下の壁をくり抜いて、収納棚や扉付きのクローゼット、本棚などを造作するリフォームです。奥行きを活かした引き出し収納も人気があります。さらに、カウンターを設置してコンパクトなワークスペースや家事コーナーにしたり、配管が可能であればトイレを増設したりすることもできます。収納するものや使い方に合わせて自由に設計できるのが魅力です。
3-4. 【費用:50万円~】階段の架け替え(勾配の緩和など)
「今の階段は急すぎて怖い」という根本的な問題を解決するための、本格的なリフォームです。
費用相場: 50万円~150万円程度
工期目安: 1週間~2週間
既存の階段を一度すべて解体し、新しい階段を設置し直す工事です。勾配を緩やかにしたり、踏み板の奥行きを広くしたりすることで、安全性と快適性を飛躍的に向上させられます。ただし、解体や構造補強が必要になるため費用は高額になり、建築基準法で定められた階段の寸法(蹴上げの高さ23cm以下、踏面の奥行き15cm以上など)を遵守する必要があります。
3-5. 【費用:150万円~】階段の位置・向きの変更
間取り全体を見直し、住まいの機能性を根本から改善する大規模なリフォームです。
費用相場: 150万円~300万円以上
工期目安: 2週間~1か月以上
廊下にあった階段をリビング内に移動させて「リビング階段」にするなど、階段の位置や向き自体を変更します。家事動線がスムーズになったり、家族のコミュニケーションが活性化したりと、生活に劇的な変化をもたらします。一方で、床や壁の大規模な解体・補強が伴うため、費用は最も高額になります。構造計算や建築確認申請といった専門的な手続きが必須となるため、実績豊富なリフォーム会社への相談が不可欠です。
4.【アイデア集】明日から自慢したくなる!おしゃれで機能的な階段リフォーム

階段は単なる移動手段ではありません。デザインや素材、照明にこだわることで、住まいの中心となる、美しく機能的な空間へと生まれ変わります。ここでは、安全性や費用だけでなく、「毎日が楽しくなるようなおしゃれな空間にしたい」という願いを叶えるためのリフォームアイデアをご紹介します。
4-1. 開放感とデザイン性を両立「スケルトン階段(ストリップ階段)」
リビングや吹き抜けをおしゃれで開放的な空間にしたいなら、スケルトン階段がおすすめです。踏み板と骨組みだけで構成され、蹴込み板(段と段の間の垂直の板)がないため、視線や光、風が通り抜けます。
<メリット>
空間が広く感じられ、暗くなりがちな階段周りや北側のリビングも明るくなります。アイアンや木など、素材の組み合わせ次第でモダンにもナチュラルにも演出でき、デザイン性が非常に高いのが魅力です。
<注意点と対策>
小さなお子様がいるご家庭では、踏み板の間からの転落が心配です。対策として、踏み板の隙間を狭く設計したり、手すりの隙間にネットやアクリルパネルを設置したりする方法があります。また、1階と2階の空気が繋がるため、高断熱住宅でなければ冷暖房効率が下がる可能性も考慮しましょう。
4-2. 家族の顔が見える「リビング階段」でコミュニケーション活性化
リビングやダイニングの中に階段を設ける「リビング階段」は、近年の住宅で非常に人気のある間取りです。
<メリット>
家族が2階に上がる際に必ずリビングを通るため、自然と顔を合わせる機会が増えます。「おかえり」「いってきます」といった何気ない挨拶が、家族の絆を深めます。また、廊下が不要になる分、リビングを広く使えるという利点もあります。
<デメリットと対策>
音や料理の匂いが2階に伝わりやすいというデメリットがあります。対策としては、キッチンの換気性能を高めたり、階段の昇り口や降り口にロールスクリーンや引き戸を設けたりするのが有効です。また、来客時に家族が顔を合わせることになるため、プライバシーの観点から配置に工夫が必要な場合もあります。
4-3. 素材で印象は変わる!木・アイアン・ガラスの特徴と選び方
階段の印象は、使われる素材によって大きく左右されます。お住まいのインテリア全体のテイストに合わせて選ぶのがポイントです。
⚫︎木材: 最もポピュラーで、温かみのある空間を演出します。無垢材なら経年変化も楽しめます。ナチュラル、カントリー、和風など、どんなスタイルにも合わせやすい万能選手です。
⚫︎アイアン(鉄): 黒いアイアンの手すりや骨組みは、空間をキリっと引き締め、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。木製の踏み板との相性も抜群です。
⚫︎ガラス: 手すりのパネル部分などにガラスを用いると、視線を遮らず、非常に開放的で高級感のある空間になります。光を透過させるため、明るさを確保したい場所に最適です。
4-4. 空間をドラマチックに演出する「照明(ライティング)」の工夫
階段の照明は、夜間の安全確保という実用的な役割はもちろん、空間をおしゃれに演出する重要な要素です。
⚫︎フットライト(足元灯): 踏み板の近くの壁に埋め込む照明です。足元を直接照らすため安全性が高く、柔らかな光が空間に奥行きを与えます。人感センサー付きにすれば、夜中にトイレに行く際なども自動で点灯し、消し忘れもなく便利です。
⚫︎間接照明: 手すりの下や壁の凹みにLEDテープライトなどを仕込み、壁や天井を照らす方法です。直接光源が見えないため、眩しさを感じさせず、ホテルライクで上質な雰囲気を演出できます。
⚫︎ペンダントライト: 吹き抜けの階段など、上部に空間のゆとりがある場合に効果的です。デザイン性の高い照明器具を選べば、それ自体がインテリアの主役になります。
「理想のリフォームをしたいけれど、やっぱり費用が心配...」そう考えるのは当然のことです。ここでは、費用負担を少しでも軽くするための公的制度の活用法と、自分でできるDIYの範囲について、専門家の視点から解説します。賢くコストを抑え、後悔のない選択をしましょう。
5.賢くコストを抑えるには?補助金活用とDIYの境界線

「理想のリフォームをしたいけれど、やっぱり費用が心配...」そう考えるのは当然のことです。ここでは、費用負担を少しでも軽くするための公的制度の活用法と、自分でできるDIYの範囲について、専門家の視点から解説します。賢くコストを抑え、後悔のない選択をしましょう。
5-1. 【2025年最新】階段リフォームで使える補助金・助成金制度
階段リフォーム、特にバリアフリー化を目的とする工事は、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。全額自己負担だと思い込まず、まずは活用できる制度がないか確認してみましょう。
⚫︎介護保険の住宅改修費支給制度
要支援・要介護認定を受けている方がご自宅で暮らすために、手すりの設置や段差の解消といったバリアフリー工事を行う場合、費用の一部が支給されます。支給限度基準額は20万円で、そのうち所得に応じて7~9割(最大18万円)が支給されます。申請にはケアマネジャーへの相談や事前申請が必要ですので、まずは担当の方に相談してみましょう。
⚫︎自治体独自の補助金制度
お住まいの市区町村によっては、高齢者向けの住宅改修や三世代同居支援などを目的とした、独自の補助金・助成金制度を設けている場合があります。「(お住まいの自治体名) 住宅リフォーム 補助金」などのキーワードで検索したり、役所の担当窓口に問い合わせてみたりすることをおすすめします。
5-2. DIYでできること、プロに任せるべきこと
リフォーム費用を抑えるためにDIYを検討する方も増えていますが、階段は命に関わる重要な部分です。安全性を最優先に考え、自分でできる範囲と、必ずプロに任せるべき範囲を正しく見極めることが大切です。
<DIYでできること>
⚫︎滑り止めテープの貼り付け: ホームセンターなどで購入できるテープを貼る作業は、手軽で効果的な安全対策です。
⚫︎階段周りの壁紙の貼り替えや塗装: 構造に影響しない範囲でのイメージチェンジはDIYでも可能です。
⚫︎既存の手すりの再塗装: 既存の手すりがしっかりしている場合、色を塗り替えるだけでも印象が変わります。
<プロに任せるべきこと>
⚫︎手すりの新規設置: 壁の中に柱がある部分(下地)にしっかりと固定する必要があるため、専門知識がないと危険です。
⚫︎床材の貼り替え(カバー工法含む): 正確な採寸や施工技術が求められ、仕上がりに大きく差が出ます。
⚫︎階段の架け替えや位置変更: これらは建物の構造に直接関わる専門的な工事です。建築基準法にも関わるため、絶対にDIYで行ってはいけません。
安易なDIYは、重大な事故につながる恐れがあります。少しでも不安を感じる作業は、迷わずプロに相談しましょう。
6.後悔しないために!リフォームの注意点と信頼できる業者選びの5つのポイント

階段リフォームは、決して安い買い物ではありません。計画を成功させ、理想の住まいを実現するためには、事前の準備と、信頼できるパートナー(リフォーム会社)選びが何よりも重要になります。ここでは、最終確認として知っておくべき注意点と、業者選びの具体的なポイントを解説します。
6-1. 建築確認申請が必要になるケースとは?
通常、内装の小規模なリフォームでは不要ですが、階段リフォームの内容によっては「建築確認申請」という法的な手続きが必要になる場合があります。
この申請が必要となるのは、主に「建物の構造に大きく関わるリフォーム」を行う場合です。具体的には、階段の位置を移動させたり、既存の階段を撤去して全く新しい形状の階段を設置したりするような、大規模なリフォームが該当します。これは、階段が建物の強度や避難経路に影響を与える重要な部分だからです。
特に、2025年からは建築基準法が改正され、これまで手続きが簡略化されていた小規模な木造住宅でも、大規模なリフォームの際には確認申請が必要になるケースが増える見込みです。知らずに工事を進めてしまうと違法建築になるリスクもあるため、構造に関わるリフォームを検討する場合は、必ず設計段階で専門家に相談することが不可欠です。
6-2. 信頼できるリフォーム会社を見極める5つのポイント
リフォームの成否は、業者選びで9割決まると言っても過言ではありません。数ある会社の中から、信頼できるパートナーを見極めるために、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
✔️階段リフォームの実績が豊富か
ホームページなどで施工事例を確認し、ご自身が希望するような階段リフォームの実績が豊富にあるかを見ましょう。特に構造が関わるようなリフォームでは、経験値が安全性と仕上がりの質に直結します。
✔️要望を親身に聞き、専門的な提案をしてくれるか
こちらの話を丁寧にヒアリングしてくれるのはもちろんのこと、不安や疑問に対して専門家の視点から具体的な解決策や、より良くなるためのアイデアを提案してくれる会社は信頼できます。一方的に商品を売り込むだけの業者は注意が必要です。
✔️見積書の内訳が詳細で明確か
「工事一式」といった大雑把な見積書ではなく、工事内容や部材の商品名・単価・数量などが細かく記載されているかを確認しましょう。不明瞭な点がないか、追加費用が発生する可能性についても事前にしっかり説明してくれる誠実な会社を選びましょう。
✔️建設業許可や建築士などの資格を保有しているか
建設業許可や建築士事務所登録があるか、担当者が建築士やインテリアコーディネーターなどの資格を持っているかは、会社の技術力や信頼性を測る一つの指標になります。
✔️保証やアフターサービスは充実しているか
工事後の保証制度や、定期的な点検などのアフターサービスがしっかりしているかも重要なポイントです。「工事が終わったら連絡が取れない」といったトラブルを避けるためにも、長く付き合える会社を選びましょう。
7.階段リフォームに関するよくある質問(Q&A)

ここでは、階段リフォームを検討されているお客様からよく寄せられる質問にお答えします。細かな疑問を解消し、安心して計画を進めるためにお役立てください。
7-1. Q1. マンションでも階段リフォームは可能ですか?
メゾネットタイプなど、住戸内に階段があるマンションであればリフォームは可能です。ただし、マンションには「専有部分」と「共用部分」という区分があり、リフォームできるのはご自身の所有物である「専有部分」に限られます。階段は専有部分に含まれることがほとんどですが、工事内容によっては管理規約で制限されている場合もあります。計画を始める前に、必ずマンションの管理規約を確認し、必要であれば管理組合に相談しましょう。
7-2. Q2. 工事期間はどれくらい?その間、2階には行けなくなりますか?
工事期間はリフォームの内容によって大きく異なります。手すりの設置や滑り止め対策であれば半日~1日程度で完了します。カバー工法なら1日~3日、階段の架け替えや位置変更となると1週間~1か月以上かかる場合もあります。
階段の架け替えなど、一時的に階段が使えなくなる工事の場合は、生活への影響を最小限にするため、リフォーム会社が仮設の階段を設置してくれることが一般的です。工事の進め方や期間中の生活については、契約前にリフォーム会社としっかり打ち合わせをして確認しましょう。
7-3. Q3. 見積もりを取ったら、必ず契約しないといけませんか?
いいえ、その必要は全くありません。ほとんどのリフォーム会社では、見積もりや現地調査は無料で行っています。見積もりを取ったからといって、契約を強要されることはありませんのでご安心ください。
むしろ、後悔しないためには2~3社から見積もりを取り、内容や費用、担当者の対応などを比較検討する「相見積もり」を強くおすすめします。それぞれの会社の提案をじっくり比較し、ご自身が最も納得できる会社を選ぶことが、リフォーム成功の鍵となります。
8.まとめ:安全で快適な階段で、これからの暮らしをもっと豊かに

階段は、家の中の単なる通路ではありません。家族を繋ぎ、日々の生活を支える、住まいの骨格とも言える重要な部分です。古くなったり、使いづらくなったりした階段のリフォームは、ただの修繕ではなく、家族の安全を守り、これからの人生をより快適で豊かにするための「未来への投資」と言えるでしょう。
この記事では、メリット・デメリットから費用相場、おしゃれなアイデア、そして信頼できる業者の選び方まで、階段リフォームに関する情報を網羅的に解説しました。漠然としていた不安や疑問が、具体的な計画への道筋に変わったのではないでしょうか。この記事を読んだ皆さんの階段リフォームの計画の参考になれば幸いです。
9.【リフォーム事例紹介】
ここで、匠工房が実際に施工した、階段リフォーム事例をご紹介します!
リフォームをご検討中の方は、是非ご自身の家や要望と照らし合わせて参考にしてみてください。
<<ひかりあふれるブルックリンスタイル>>
| before | after |
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✔️費用 :1,500万円
✔️工期 :4ヵ月
✔️リフォーム箇所:キッチン・お風呂・洗面・トイレ・リビング・ダイニング・洋室・玄関
お客様のお悩み・ご要望
・ヘリンボーンのフローリングを貼りたい
・ブルックリンスタイルを取り入れたい
匠工房より
玄関を入ってすぐのところにあった階段をリビング階段に変更。リビングを吹き抜けとすることで直接光を取り入れ、明るい空間に。また階段や照明器具など、お部屋全体の雰囲気がよりブルックリンスタイルを際立たせられるように仕上げました。
10.匠工房ってどんな会社?

「住」を通してお客様とその家族を幸せにするパートナー
滋賀県リフォーム売上ランキングNO.1!国や滋賀県知事からも高い技術力を評価頂いている匠工房が、お客様に選ばれる7つの理由をご紹介します。

<理由1>
資格を持ったスペシャリストが最初から最後までワンストップ対応
大手ハウスメーカーでは、営業担当と施工担当が別々になっており、要望の伝達や契約が煩雑ですが、匠工房では資格を持ったリフォームの専門家が担当し、住宅診断からアフターフォローまで一貫して対応します。重要視しているのは、お客様の話をしっかり聞くこと。お客様の本当のニーズを理解し、それに基づいて提案することで、満足度の高いリフォームを実現します。お客様の要望を引き出すために、信頼性のある関係を築くことも大切にしています。
<理由2>
県内に9店舗展開しているので、近くてすぐに相談しに行ける安心感
滋賀県で住まいに関する悩みがある方は、匠工房の店舗やモデルハウスを訪れてみてください。店舗では、専門家に直接相談できるスペースや実際の設備を見られる展示スペース、不動産の物件紹介ブースがあり、さまざまな住まいの問題を解決できるような環境が整っています。一部の店舗にはキッズルームも完備されており、小さなお子様が同伴でも安心して利用できます。どんな些細な相談でも専門のスタッフが親身に対応し、各店舗には駐車場も用意されているため、遠方からも気軽にご来訪いただけます。
<理由3>
住まいのお悩みを解決!見学会や相談会などのイベントを開催
お客様の声に応えて、匠工房では住まいに関する悩みを解決するためのさまざまなイベントを開催しています。スペシャリストと直接相談できる相談会や、匠工房の家づくりを見て触れられる完成見学会、リフォームのポイントを学ぶ外壁塗装セミナーなど、定期的に様々なイベントを行っています。気軽に参加できるので、「どこに相談すればいいかわからない...」という方もぜひお越しいただいて、お住まいの悩みを解決しましょう。
<理由4>
新築・リフォーム・不動産"三位一体"でベストプランをご提案
匠工房は新築・リフォーム・不動産を一体化し、お客様の住宅に関するトータルサポートを提供しています。この一体化により、リフォームや新築、不動産の視点からお客様の要望に最適な提案ができます。例えば、リフォームを希望されても、お客様のライフスタイルや潜在的な要望を考慮して、新築や中古住宅のリノベーションなど、より理想的な提案を行います。新築・リフォーム・不動産の担当者が協力してお客様の要望を直接伺う三位一体の連携体制により、お客様の理想の実現に向けた最適な提案が実現可能です。
<理由5>
無駄を徹底的に削減して実現した適正価格プラン
匠工房はリフォームの価格について、お客様の負担を軽減し、高品質な施工を提供するために、適正な価格設定に注力しています。具体的には、大手メーカーと提携し、一括仕入れによって余計なコストを削減し、原価を抑えています。この提携はTOTOのリモデルクラブやパナソニックのわが家見なおし隊などで築かれた信頼関係により成り立っています。
匠工房は自社職人が施工を行うため、中間マージンが発生せず、お客様にとって不要な費用を削減できます。教育の行き届いた技術の高い職人が作業することで、高品質な工事を提供しています。営業が見積もりの明細を直接説明し、疑問点や不安があれば即座に解決し、お客様が納得するまで説明を行います。お客様に対して透明かつ信頼性のあるサービスを提供するため、細かい見積もりの公開や丁寧な説明に自信を持っています。どんな些細な疑問や不安でも、スタッフに気軽にご相談ください。
<理由6>
WEB掲載実績2,000件以上!高品質施工を追及し続けます
匠工房は滋賀県でお客様の要望に合った適正価格のリフォームを提供し、累計施工実績数は2,000件を超えました。これはお客様の信頼に支えられた結果で、匠工房は満足せずに高品質な施工を追求し続けています。サービスの品質を確認する「リフォーム覆面パトロール隊」や専門の職人を採用する職人制度などを導入し、お客様の要望に応えられるよう努めています。匠工房では高品質な施工とは、お客様の要望を120%叶えることだと考え、営業や設計士の対応もしっかり管理しています。スタッフ一同はこれからも日々研鑽し、全てのお客様により良いリフォームを提供していきます。匠工房は高品質かつ優れたデザインでリフォームコンテストでの受賞歴もあり、ジェルコデザインコンテスト全国大会最優秀賞やJACKリフォームコンテスト優秀賞など、メーカー主催のコンテストでも賞を受けています。
<理由7>
全施工に最後まで責任を!アフターフォロー充実で頂いた声は1,000件以上
匠工房では、全てのリフォームに最大10年の施工保証を提供しています。万が一施工中にトラブルが発生した場合でも、無償で修理を行います。お客様のご要望があれば、施工後にも迅速に調整や修理を行います。お客様満足度を最優先に考え、その姿勢が評価され、リフォーム後にもお客様からの相談が多く寄せられています。何かお困りごとがあれば、お気軽にご連絡ください。
匠工房はリフォーム瑕疵保険にも対応しており、施工後に発生した不備や住まいの性能に欠陥があれば、補修費用を保険で負担し、無償で修理します。また、リフォーム工事中や施工後には第三者の検査員(建築士)による現場検査を行います。万が一不備が見つかった場合は、お気軽にお知らせください。
11.お困りの際は是非ご相談ください!

階段リフォームを進める際には、失敗しないためにも、まずは専門家に相談することが大切です。自分に合った間取りや設備を選ぶことで、より快適な住まいを実現することができます。匠工房では、リフォームに関するあらゆるニーズにお応えし、リフォームを成功に導くためのサポートを提供しています。
経験豊富な専門家が、予算、デザイン、工期に関するご相談から、素材の選定や最新のトレンドに基づいた提案まで、お客様のニーズに合わせトータルサポートをさせていただきます。お客様が求める理想の空間を共に築くためには、十分な計画とプロのアドバイスが不可欠です。
私たちと一緒に、理想のおうちを創り上げるための第一歩を踏み出しましょう。ご相談・お問い合わせはいつでも受け付けております。お客様のご要望にお応えできるよう、心を込めてサポートさせていただきます。どうぞお気軽にお声掛けください。









































