お家の中でバリアフリー化するべき場所は?|バリアフリーリフォーム
- 投稿日:2022年 10月24日
- テーマ:その他
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の野々下凌央です。
今回は、バリアフリーリフォームについてお話ししたいと思います。
高齢化社会が進む現代。自身が高齢となったときのために、あるいは両親と同居するために、家をバリアフリーにしたいというご相談が増えてきています。バリアフリー化はしたいけど、具体的にどこをリフォームすればいいのか迷う方も多いです。今回は、そんな方々のために、バリアフリーリフォームについてお話ししていきたいと思います。
バリアフリーとは
バリアフリーとは、高齢者や障害者が社会生活を送るうえで障壁となるものを取り除くことをいいます。
住宅においては、負担を軽減したり、安全を考慮したりしたお家のことをバリアフリー住宅と呼びます。(具体的にとある条件があってバリアフリー住宅であるという定義はありません)
一方、高齢者の方や介護が必要な方のために施工するリフォームのことを介護リフォームと呼びます。
バリアフリーの方が「誰のために」という範囲が広く、また介護リフォームはその方にあったリフォームが必要であることから、ケアマネージャーさんと相談した上で施工する必要があります。
バリアフリーをするべき箇所とは?
①車イスが出入りしやすい幅やスロープがあるか
車イスで生活することになった場合、家の中を車イスで移動できるか確認する必要があります。一般的なお家での廊下幅は約75センチ程度です。この幅は、車イスで直進は可能ですが、廊下の側面にある部屋などに入るために曲がるのには少し窮屈です。
そういったことを考えると100センチ~110センチの幅は必要になります。
また、アプローチから玄関までのスロープがあると、車イスのときなどは安心です。
②トイレの使いやすさ
トイレは車イスでも入室しやすく、車イスから便座へ移動しやすいように高さにする必要があります。
空間の広さや手すりの位置も考慮しなければなりません。また、寝室のそばにトイレを設置することで移動が最小限で済むので、そういった動線を考えておくとよりバリアフリーに特化したお家になると思います。
③洗面台の高さ
既存の住設備からバリアフリーに特化した住設備に入れ替えすることもオススメです。
例えば洗面台。洗面台の下部分がなく、車イスのまま使用できるタイプが登場しています。高さも低めに設定されているため、車イスの方や高齢者の方でも利用しやすいですね。
④お風呂での事故防止
お風呂は転倒などの事故が起きやすい場所。
濡れていても滑りにくい床を選んだり手すりを設置する必要があります。お風呂場と脱衣所との段差をなくし、フラットにしておくとつまずきにくくのなるのでオススメです。
⑤あらゆる場所での手すりの設置
トイレやお風呂だけでなく、玄関や廊下などに手すりがあれば移動が楽になりますし転倒の危険が少なくなります。
⑥廊下から部屋への段差解消
大きな段差の解消も重要ですが、2cmほどの「ちょっとした」段差が一番転倒しやすいと言われています。
敷居のような段差は意識するほどの段差ではないと思ってしまい、見逃しがちです。
お家全体を見渡し、このような「ちょっとした」段差に場所をチェックしておいた方がいいでしょう。
いかがでしたか?
バリアフリー化するべき箇所を挙げましたが、もちろんこれだけすれば大丈夫、というわけではありません。お家の間取りや動線などによってもするべきところは変わってきます。
まずはお気軽にお問い合わせいただき、実際にお家を拝見させていただきながらより暮らしやすいお家になるようアドバイスさせていただきます。
最後に、匠工房のバリアフリーリフォームの施工事例をご紹介します。
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