天然木ウッドデッキのメンテナンス方法|その他

  • 投稿日:2022年 10月10日
  • テーマ:その他




こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の上田航平です。今回は天然木のウッドデッキのメンテナンス方法についてお話しします。



1.天然木のウッドデッキとは

1-1.天然木と樹脂



ウッドデッキには天然木のものと樹脂(・人工木)のものの2種類があります。uddodekki.jpg
樹脂のウッドデッキは日差しや湿気に強く、メンテナンス性が高いことから近年主流になっているウッドデッキです。天然木は木そのものを楽しむことのできる点が魅力です。木本来の温かみを感じたい方に根強い人気があります。


樹脂ウッドデッキについての記事はコチラ

1-2.天然木の種類



天然木ウッドデッキは大きく分けて2種類に分かれます。1つ目はハードウッドです。害虫や腐敗に強く丈夫なため、耐久年数も20年以上だと言われています。高級感のある色味が揃っており、その分初期費用がかかってしまいますが、メンテナンスが簡単なためランニングコストを抑えることができます。ウリンやイペ、セランガンバツなどが人気です。2つ目はソフトウッドです。ハードウッドに比べてリーズナブルな価格であることが魅力です。柔らかい素材で、加工がしやすい分腐食しやすいのでメンテナンスは非常に大事になります。


2.天然木のウッドデッキのお手入れ

2-1.なぜお手入れが必要なのか?


ウッドデッキは屋外に設置するものです。夏には強い日差しを浴び、日々雨風にさらされます。四季を通した寒暖差で木は膨張と伸縮を繰り返します。メンテナンスを怠ると木はひび割れていき、そこから雨水が侵入し腐敗が進んでしまうのです。しっかりと正しいメンテナンスをすることによって劣化を緩やかにし永く天然木のウッドデッキを楽しむことができます。


2-2.日頃のお手入れ方法


お家の中のお掃除と同じで、ウッドデッキも日頃のお手入れをするのとしないのとでは全く違います!ウッドデッキの寿命のために、日頃から簡単なお手入れをしてあげましょう。



①掃き掃除などで砂や埃を取り除くhakisouzi.jpg

砂や埃は木の乾燥を早めてしまったり、埃の腐朽菌が木を腐らせてしまう恐れがあります。これらを防ぐために掃き掃除をしたり、先の細いもので板と板の間に挟まった砂や埃を取り除きましょう。





②デッキブラシで水洗いdekki_burashi.png

汚れを放置するとシミになって取れなくなってしまう場合があります。汚れてしまったときはデッキブラシで軽くこすり、汚れを落としましょう。コケが生えてしまった場合も同様です。汚れがひどい場合は中性洗剤を使うとよく取れます。

2-3.定期的な本格お手入れ方法


日頃の簡単なお手入れに加えて、年に2~3回は本格的なお手入れでしっかりと汚れを取りましょう。汚れをしっかりと落とすことで木の劣化進行を遅らせることができます。ただし、闇雲にお手入れするのではなく、ウッドデッキの状態や汚れに合わせたお手入れをすることが大切です。


①コーヒーなどの飲み物や油汚れがあるとき→中性洗剤を使って洗いましょう。

中性洗剤以外の洗剤を使うとウッドデッキが変色する可能性があるので間違わないよう注意が必要です。お庭などに草花がある場合は使用量に注意しながら洗うようにしましょう。


②カビがひどい場合→次亜塩素酸系漂白剤を使って洗いましょう。

こちらも中性洗剤と同様に草花などの植物に十分注意して使用してください。漂白剤が完全に取れるまでしっかりと水で洗い流してください。


③広範囲による汚れがあるときは→高圧洗浄機が便利です。

水に圧力をかけることで勢いよく水を噴射することができる高圧洗浄機。手では落ちにくい汚れもしっかりと落とすことができます。手ごわい汚れでもこれがあれば簡単に落とすことができます。しかし、水圧が強いため日頃使用してしまうと木を傷めてしまう可能性があるので、年に数回のお手入れ時に使用する方がいいでしょう。


④傷や洗ってもとれない汚れは→サンドペーパーを使いましょう。

傷やささくれは手足を傷つけてしまう恐れもあります。サンドペーパーでサンディングすることで木を滑らかにし、ケガを防ぎましょう。取れない汚れも木をサンディングすることで取り除くことができます。

2-4.塗装によるお手入れ


天然木のウッドデッキは塗装によるお手入れが必要です。uddodekki toso.jpg
塗料で木の表面をコーティングすることによって木の腐食を遅らせ耐久性をアップさせることができるからです。塗装はだいたい1~2年ごとにするのがオススメです。ただ、日当たりの良さなどの環境によってウッドデッキの劣化具合は変わってきますので、ウッドデッキの様子を見ながら塗装のタイミングをはかる必要があります。



塗料には大きく分けて「水性」と「油性」のものがあります。油性の塗料が塗られていたウッドデッキには同様に油性の塗料を塗るようにしましょう。油性の塗料に水性の塗料を塗ってしまうと弾いてしまってキレイに塗ることができません。また、木が呼吸できなくなってしまわないようにウッドデッキにニスやペンキなどは絶対に塗らないようにしましょう。



塗装する前には下準備も必要です。電動サンダーと水洗いで表面をキレイにし、しっかりと乾燥させます。表面にゴミや埃がつかないように十分注意してください。そのあとにハケでキレイに塗料を塗っていきます。2度塗りなど重ね塗りをすることでウッドデッキを美しい色にすることができます。塗装したあとはしっかりと乾燥させましょう!乾燥のために、塗装をするときは晴れの日が続くタイミングを見計らって取り掛かることが大切です。塗装は個人で道具を用意し行なうすることができますが、埃を巻き込んだり色ムラが出たりしてしまうと見た目が劣ってしまいます。プロに一任して美しく長持ちするウッドデッキを保つことをオススメします。



3.まとめ



・天然木のウッドデッキは日頃のお手入れと年に数回のお手入れをしっかりすることで劣化を緩やかにすることができます。

・塗装もしっかりすることで、より美しいウッドデッキを保つことができます。
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