リフォームローン会社はこう選べ!|リフォーム基礎学
- 投稿日:2021年 4月 5日
- テーマ:リフォーム基礎学
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の中島健太です。大がかりなリフォームやリノベーションをする場合、手持ちのお金では不安な場合もありますよね。そんな時にオススメなのがローンの利用です。今回はリフォームローンについて詳しく解説します。
1.リフォームローンとは
1-1.リフォームローンとは
リフォームローンとは、その名の通りリフォームをするために借りることのできる金融商品です。大規模なリフォームは当然金額も大きくなります。何百万という大金を手持ちから出すのは、今後の生活を考えると不安ですよね。そういうときに利用できるのがリフォームローンです。
リフォームローンは、金融機関によっては目的別ローンと呼ばれることもあります。目的別ローンとはリフォームをはじめ車などを購入するときにも利用できます。金融機関によって条件が異なるため、ライフスタイルに合ったローンを選ぶことができます。
1-2.リフォームローンと住宅ローンとの違い
リフォームローンと住宅ローンの大きな違いは、担保の有無を選択できる点です。住宅ローンは必ず対象の土地や建物を担保に入れないとなりませんが、リフォームローンは一般的に無担保で可能な場合が多く、担保有りと選ぶこともできます。
詳しくは以前の記事をご覧ください。
2.リフォームローンのメリットどデメリット
2-1.メリット
・審査のハードルが住宅ローンより低い
リフォームのローンは住宅ローンより審査の基準がさほど厳しくはありません。多くの金融機関は、借入時の年齢は20~70歳までで、年収が200~300万円以上、勤続が1~2年以上という審査基準を設けています。(自営業は2年以上の継続した事業収入があることが必要です)
・担保がなくても借入れができる
住宅ローンは必ず土地や建物を担保に入れる必要がありますが、リフォームローンは担保に入れなくてもいい金融商品があります。担保に入れる必要がないので必要な手続きや書類が少なく、担保に入れるための手数料(抵当権設定費用)もいりません。住宅ローンより手軽なローンであるといえますね。
2-2.デメリット
・借入れ可能金額が低い
リフォームローンは住宅ローンに比べて借入の限度額が少なく、だいたい50~500万円が限度です。(金融機関によっては1,000万円可能なところもあります)大規模なリフォームやリノベーションをする場合は500万円以上の費用が必要となりますので、そういう場合は住宅ローンを検討する必要があります。
・返済期間が短い
住宅ローンは最長35年借りることができますが、リフォームローンは年数が少なく5年~10年が一般的です。大きい額を借りる場合、10年で返すとなると月々の返済額が多くなりますので注意が必要です。
・金利が高い
リフォームローンは住宅ローンに比べて高金利です。そのかわり審査のハードルが低く、手軽であるとも言えます。500万円を10年間で返していくと考えた場合、金利が2%なら返済総額は約552万円ですが、3%になると約580万円となります。できるだけ低い金利のリフォームローンは検討する必要があります。
3.リフォームローンを選ぶポイント
3-1.借入期間と借入額
リフォームローンを検討する際に確認すべきポイントの1つ目は、借入期間と借入額です。金融機関や商品によって異なります。リフォームローンだけではないですが、ローンを組む場合重要なことは、月々いくら返済しなければならないのか・返済できるのかをしっかりと計画することです。
お金が必要なイベントはリフォーム後も多々あると思います。例えば車、お子さまの教育資金など...。家計の中で、ローン返済に充てられる額は年収の30%程だと言われています。借入額が多く、借入期間が短いと、月々の返済が高くなります。時にはリフォーム内容も見直しつつ、検討する必要があります。
3-2.金利
リフォームローンは、金融機関によって固定金利と変動金利のものがあります。固定金利は、契約時から完済時まで金利が一定で変わることがありません。市場に関わらず、同じ金利ということです。毎月の返済額が変わらないので、資金計画が立てやすいのが魅力です。
一方変動金利とは、市場に合わせて定期的に金利が見直されます。固定金利より金利が低い場合が多く、市場変動のリスクはあるものの、月々の返済額や総支払額は安くなるのが魅力です。
3-3.担保
そもそも「担保」とは、万が一お金を借りた方の支払いが困難になったときに、お金を貸した方が損害を補うために設けられたものです。担保はリスクを補うものなので、担保型のローンは借入の限度額が高く、金利が低いです。
一方無担保の場合はその逆で、借入の限度額が低く、金利が高く設定されています。そこまで高額なローンを組まないのであれば、手続きも簡単で諸経費が少ない無担保の方が適しています。
4.まとめ
・リフォームローンは金融機関によって異なるものの、住宅ローンとは違い無担保で借りることができ、手続きが簡単なものが多いです。
・そのかわり、高金利・短期間での借入れとなるので注意が必要です。
・ライフスタイルや予算に合ったローンを選ぶためにもリフォームの担当者としっかりと打ち合わせをすることが大切です。
次回はグリーン住宅ポイントについてお話しします。