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グリーン住宅ポイントってなに？｜その他

• 投稿日：2021年 4月12日
  
• テーマ：その他

こんにちは！滋賀のリフォーム店 匠工房の山本雅大です。令和3年3月から一部申請が始まったグリーン住宅ポイント。どういった制度なのか、どういった工事が対象になるのかを詳しく解説します。

1.グリーン住宅ポイントとは

1-1.制度の目的

グリーン住宅ポイント制度とは、グリーン社会の実現および地域における民需主導の好循環の実現等に資する住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度のことをいいます。

1-2.対象期間

下記の申請対象の契約が、令和2年12月15日から令和3年10月31日までの間にされた場合対象となります。


申請は令和3年3月29日から一部申請が開始されており、全ての申請は令和3年10月31日までが締切となります。

2.申請の対象

2-1.新築住宅の建築・購入

契約時に建築から1年以内で未入居の住宅のことを新築といいます。
一定の省エネ性能を満たす新築住宅を購入者が自ら居住するために建築したり購入したりする場合、申請の対象となります。一定の省エネ性能を満たす新築とは、認定長期優良住宅やZEHなど高い省エネ性能等を有する住宅か、日本住宅性能表示基準で定める断熱等性能等級4かつ一時エネルギ―消費量等級4以上の住宅のいずれかに該当するものをいいます。


また、今回の制度で特徴的なポイント加算として、東京圏の対象地域からの移住のための住宅や災害リスクが高い区域からの移住のための住宅が挙げられます。災害への意識やテレワークの拡充が背景となって制度に取り込まれていますね。

2-2.既存住宅の購入

令和元年12月14日以前に建築された、売買代金が税込100万円以上の既存住宅を
購入した場合に対象となります。空き家バンクに登録された住宅や災害リスクが高い区域からの移住のための住宅を購入した場合は30万ポイントが加算されます。


しかし、そうでない既存住宅を購入しかつリフォームをする場合は、下記のリフォーム工事としてポイント申請をした方が多くのポイントが付与される場合があります。

2-3.リフォーム工事

リフォーム工事の内容に応じてポイント発行がされます。
ただし、最低でも5万ポイントないと申請ができませんので注意が必要です。リフォーム工事の内容としては、お風呂の交換やトイレの交換、窓の入れ替えなどがあります。いずれもグリーン住宅ポイントでポイント加算が認められている住設備である必要がありますので、事前に確認することが大切です。




また、バリアフリーリフォームや断熱改修でもポイントが加算されます。既存住宅を購入してリフォームをする場合、「リフォーム工事に対してのポイント加算」と「既存住宅を購入することに対してのポイント加算」の合計ポイントをもらうことができます(諸条件あり)。事前に条件を確認し、どちらが有利なのか検討することをオススメします。


例 ) お風呂の交換をした場合　

2-4.賃貸住宅の建築

床面積40㎡以上の賃貸住宅を新築する場合に申請ができます。借家や店舗等の併用住宅は対象になりませんのでご注意ください。

3.ポイントの使い方

3-1.商品と交換

加算されたポイントは、様々な商品と交換することができます。様々な政策テーマの沿った商品があり、テレワークためのPCや周辺機器から省エネ・防災グッズ、健康のための食料品などからポイント分の商品と交換することができます。種類がかなり豊富なので、楽しく選ぶことができます。

3-2.追加工事費への充当

グリーン住宅ポイントで付与されたポイントはリフォーム工事や新築工事の追加工事の代金として充当することが可能です。１ポイントは１円相当として計算され、30万ポイント獲得した場合は30万円分の追加工事の代金に充てることができます。


追加工事といっても、すべての工事が該当するわけではありません。

①新たな日常に資する追加工事
・テレワークに伴うワークスペースの設置
・菌やウイルス拡散防止工事(玄関廻りの手洗い器の設置など)
・家事負担軽減に資する工事(キッチンやトイレまわりの設備の設置など)


②防災に資する追加工事
・停電や断水の対策として蓄電池を設置したり太陽光発電システムの導入など
・地震対策として家具を固定したり窓ガラスの飛散を防止する工事など


インテリア用品や家電等の用意に持ち出せる物品の購入や搬入は工事に該当しないようなので、注意が必要です。

4.まとめ

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