お風呂の湿気に対抗するためにできること|お風呂リフォーム
- 投稿日:2023年 1月30日
- テーマ:お風呂リフォーム
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の古屋雄大です。今回も、お風呂リフォームについて解説していきます。
毎日の疲れを癒してくれるお風呂ですが、湿気がたまりやすいためカビなどが育ちやすい環境ですよね。カビは取り除くのが大変ですし、できるだけ対策しておきたいものです。そこで今回は、お風呂の湿気対策について解説します。
1.湿気対策が必要な理由とは
1-1.カビが繁殖する
湿気は家にとっても私たちの身体にとっても様々な問題を引き起こします。湿気がどんな問題につながるのかを解説します。湿気はカビの発生・繁殖を引き起こします。カビは湿度の高い環境を好みます。カビは掃除で取り除くのも一苦労な上、アレルギー性鼻炎や気管支肺アスペルギルス症などのアレルギーを引き起こす可能性もあります。
1-2.家の強度が下がる
湿気がひどくなると、家を支える木部が湿気を吸収し強度を下げてしまう恐れがあります。木部が湿気を含んでしまうとシロアリの発生にもつながってしまいます。シロアリが木部を食べ、床がぶよぶよしたり家の強度を下げてしまうのです。
2.カビが繁殖しやすい環境とは
カビは室温が25℃前後、湿度が60%の空間に繁殖しやすいと言われています。また、人の皮脂やホコリを栄養分にしてどんどん増えていきます。カビ取りは重労働です。根を張ったカビを取り除くには素人では難しい場合もあるのです。
3.カビが嫌う環境をつくる
3-1.お風呂から出る前に熱いシャワーでお風呂全体を洗い流す
その日最後にお風呂に入った人はお風呂についた皮脂や汚れを落とすために熱いシャワーをお風呂全体にかけてください。カビは高熱に弱いので50℃くらいの熱いお湯をかけると効果的です。そのあとに冷水をかけてお風呂内の温度を下げると尚良しです。週に1度しっかりと掃除するよりも、毎日これを繰り返す方が効果的だと言われています。
3-2.水気を拭き取り乾燥させる
カビの大好きな湿気をしっかりと取り除く必要があります。ワイパーやタオルを使って壁や天井の水気を取り除きましょう。そして換気扇を回し、お風呂内をしっかりと乾燥させましょう。
3-3.浴槽のフタはしっかりと閉める
浴槽のお湯を残しておきたい場合は、必ずフタを閉めるようにしてください。隙間ができないようにきっちり閉めることが大切です。隙間から出る湯気がカビの原因となってしまうからです。
4.カビ対策としてのリフォーム
4-1.防カビ塗装をする
在来工法のお風呂に防カビ塗装を行なうことができます。塗料を買えば自身でも可能ですが、塗りムラなどを防ぐためにリフォーム業者に依頼される方もいらっしゃいます。
4-2.ユニットバスに交換する
ユニットバスは在来工法に比べて気密性が高くなっているので、湿気もこもりがちです。しかし、扉や壁パネルが防水・防カビで作られており、掃除のしやすさなども相まって、カビ対策がしやすくなっています。在来工法のお風呂でカビにお困りの方はこの機会にユニットバスへのリフォームをご検討ください。
5.施工事例
【冬の寒さの前に暖かく】 | 【癒しの贅沢くつろぎ空間】 |
6.まとめ
・湿気はカビやシロアリの発生につながり、家の強度を下げたり健康被害を引き起こす可能性があります。 ・日々の対策を繰り返し行なうことで、湿気がたまるのを防ぐことができます。また、お風呂リフォームをして、日々のカビ対策の効果を底上げすることも可能です。