【費用別】古民家リノベーションの施工事例ご紹介|リノベーション
- 投稿日:2022年 1月10日
- テーマ:リノベーション
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の有本ひかるです。いまだに根強い人気のある古民家リノベーション。費用はどのくらいかかるのでしょうか?今回は古民家リノベーションの施工事例を、費用別にご紹介していきます。
1.500~1,000万円の古民家リノベーション
和の雰囲気を残した、暖かい家
費用:680万円
住設備の入れ替えがなかったため、1,000万円以内に収めることができました。全て和の要素を消すのではなく、和の良い雰囲気を残しながら改装をするご提案をしました。
梁や柱を見せ、つくり直した建具と合わせて黒っぽく塗装をかけることで和モダンな空間に仕上げました。
窓を入替える際に壁の断熱性を向上させ、外壁も部分的に貼り替えるご提案をしました。
格子と丸窓が出迎える家
元々は離れだったためお家は大きくなく、予算も抑えてのリノベーションが実現できました。狭い空間なのであえて玄関入ってすぐのところに対面キッチンを配置し、タイル貼りの腰壁が格子越しにかすかに見えるよう提案。
また和室の縁側を利用して収納を増やしつつ吊り押入れとすることで採光と通風がとれるプランとしました。
元々立派な日本家屋でしたので、丸窓のデザイン格子や欄間・床の間等を活かして計画しました。
2.1,000万円以上の古民家リノベーション
昔ながらの純和風の家にデザイン性を取り入れ新しい空間に
費用:1,200万円
滋賀県に多い和室が四つ間続きの建物で、北側の部屋は少し暗く感じました。デザイン性を高く求めておられたので、リビングの2階にあたる部屋を思い切って解体し吹き抜けにしました。そこに階段を配置しアクセントに2階の天井まで格子を取付ました。外観からは想像のつかない内装が出来上がったと思います。
古材に魅せられた古民家リノベーション
費用:1,800万円
家族が使いやすい間取りへ大幅リノベーション。伝統的な田の字型間取りに廊下を通すことで子供部屋を増やし、家族構成に合わせた間取りを計画しました。 極力天井を高くし開放的にすることで伝統建築特有の暗さを解消。 室内はシンプルに仕上げ梁などの古材が活きるようデザインしました。
思い出のつまった部屋
費用:1,990万円
日当たりのよい南側にリビングと寝室を計画し、明るく暖かいお部屋になりました。 一段小上がりにした畳コーナーの框下に間接照明を入れて、空間のシーン分けをしました。
畳コーナーの天井部分にはもともとご実家が竹屋さんを営んでおられた時の竹材を採用し、アクセントにしています。 寝室には書斎コーナーを設けており、トイレ背面にも竹を再利用して間接照明を入れています。
3.2,000万円以上の古民家リノベーション
大切な思い出と暮らす日々
費用:2,195万円
和室四つ間の良さを残して建具を開放すると大きな部屋として使え、南北に風が抜けるように設計しました。 キッチンは外部土間を解体し梁見せすることにより明るく天井高を確保。 リビング・玄関は吹き抜けにし南面上部窓から光が入るように工夫しました。
家族をつなぐ和の空間
費用:2,250万円
離れに暮らすお婆様が使いやすいように、勝手口を広くして水廻りも近くへ配置しました。 4つの和室のうち2つをLDKに取り込み、家族が集まっても広々くつろげる空間に変更。 構造上取れない梁は敢えて見せて、天井や壁にも無垢材を使いナチュラルな和の空間にしました。 また耐震補強をしながら屋根も軽量化し、ガルバリウム鋼板へリフォームしました。
4.優先すべき施工箇所は?
築年数の長い古民家は耐震強度が現行法で求められているレベルに達していません。そのため耐震強度の確認と補強は必ず行なった方がいいでしょう。また、断熱性能も現代の住宅より劣っているためサッシの交換や断熱材の導入などがオススメです。同様に外壁や屋根の劣化も雨漏れの原因になりますのでメンテナンスが必要です。
次に住設備の入れ替えでより暮らしやすいお家づくりをしましょう。住設備はグレードによって価格帯が異なるため予算を抑えやすいです。
5.まとめ
・古民家リノベーションは1,000万円~2,000万円ほどの予算を見ておきましょう。
・耐震・断熱・雨漏れ対策は必要最低限行なうようにしましょう!