【電気代は?】蓄熱暖房機のメリット・デメリット|冬のあったかリフォーム
- 投稿日:2021年 12月20日
- テーマ:その他
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の上田滉大です。今回は、蓄熱暖房機についてお話しします。
蓄熱暖房機とは?
蓄熱暖房機とは、蓄熱レンガを電気であたためて、 放熱することでお部屋をあたためる暖房器具のことをいいます。 オール電化のお家だと夜間の電気代が安い時間帯に蓄熱でき、じんわりとしたあたたかさが心地よく、人気のある暖房器具です。 それでは、蓄熱暖房機のメリットとデメリットを挙げていきましょう。
蓄熱暖房機のメリット
2-1.じんわりとしたあたたかさが1日中続く
ストーブやファンヒーターのあたたかさとは違う、放熱独特のじんわりとしたあたたかさがずっと続きます。早朝や帰宅時、芯から冷えてしまうことがよくありますが蓄熱暖房機は1日を通してゆっくりと放熱してくれるので、家の中が寒いということがなくなるというお声もいただきます。
2-2.燃料の補給が必要ない
蓄熱暖房機は中に入っているレンガをあたため、その熱を放出することでお部屋をあたたかくします。そのため、石油ストーブなどのように継続的に燃料の補給が必要ありません。火を使うこともないので安心です。
2-3.部屋干しした洗濯物がすぐ乾く
蓄熱暖房機はじんわりとお部屋全体をあたためてくれるため、室内に干した洗濯物が乾きやすいようです。冬は外に干しても乾きにくいため、室内でカラリと乾いてくれると嬉しいですよね。
蓄熱暖房機のデメリット
3-1.導入コストがかかる
エアコンやストーブを購入するのに比べると、蓄熱暖房機は導入に費用がかかります。また、大きさによってはかなり重いので、設置する床部分に補強をしなければならないケースもあります。その場合は補強費用も必要なので、トータルコストがかかってしまいます。
3-2.かなり重いので、移動ができない
蓄熱暖房機は中にレンガが詰まっているのでかなりの重量です。移動をすることはできないと思っていただくほうがいいと思います。使わない夏に収納することもできないので、ある程度のスペースの用意も必要です。
3-3.温度調節ができない
蓄熱暖房機はレンガの熱を放出してお部屋をあたためる暖房器具なので、エアコンなどとは違い温度を設定することができません。熱がこもり過ぎた場合は換気をするなどの工夫が必要です。
蓄熱暖房機の電気代ってどうなの?
オール電化住宅なら◎
蓄熱暖房機は夜の間に電気を使って熱を貯めます。そのため深夜の電気をかなり消費することになります。オール電化の深夜電力が安いプランを契約しておくと、比較的電気代を抑えることが可能です。そして、タイマー機能を使って人のいる時間帯は放熱し、いない時間帯は電源を切って自然放熱であたたかさを維持する方法が良いようです。
しかし、ライフスタイルによっては蓄熱暖房機がもったいない場合もあります。例えば共働きのご夫婦と昼間は学校に行っているお子様の家族構成の場合、昼間のお家のあたたかさはあまり必要性を感じません。その間も蓄熱暖房機は放熱を続けるので電気代は深夜ほどかからないとは言え、もったいないと感じるかもしれません。
小さなお子様やおじいちゃん・おばあちゃん、室温管理が必要なペットなど、家にいる時間が長い家族がいるお家に特におすすめです。
匠工房の施工事例
【家族の新しいコミュニケーション空間】
みんなが集まって楽しく過ごせるリビングダイニングにしたいとのご要望。わんちゃんもいるということで、蓄熱暖房機を設置し、常に暖かく空気の汚れない部屋にしました。
【陽だまりがある隠れ家】
お子様やお孫様を含め、皆が使いやすく、
かつ集える場として1階は全体が見渡せるような間取りにしました。
冬は寒くないように、蓄熱暖房機を設置し、四季通じて快適な空間を実現しました。
まとめ
・蓄熱暖房機はじんわりとやわらかい暖かさがお部屋を包んでくれる暖房機です。
・オール電化住宅の深夜電力を利用して暖かいお部屋を作りましょう。