無垢材のフローリングの魅力と気を付けるべきこと|内装リフォーム





こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の森田将平です。根強い人気のある無垢材。そんな無垢材の魅力とはなんでしょうか?気を付けるべき点とあわせてお話ししていきます。



1.無垢材とは




無垢材とは、天然の木から切り出された木材のことをいいます。無垢 床|滋賀のリフォーム店 匠工房
日本家屋に使われているのはもちろん無垢材です。日本の建築文化に根付き、歴史的な寺社仏閣はすべて無垢材による木造建築となっています。日本最古の木造建築物といわれる法隆寺五重塔は、建築時から現在まで建ち続けており、それほど耐久性のある木材であることが分かります。



一方、戦後から急激に増えていったのが集成材です。集成材とは逆に薄くした木版を貼り合わせた木材のことをいいます。




2.無垢材の種類

2-1.スギ


日本ではよく使用されるスギ。また、まっすぐとした木目が印象的で、
弾力があり柔らかいので、小さなお子さまやご年配の方でも安心して使用できる木材です。


無垢 スギ|滋賀のリフォーム店 匠工房  ※写真:前田木材株式会社 徳島杉


無垢材の中では比較的安価ですが、柔らかい木材のためキズや凹みができやすいというデメリットもあります。また、独特のニオイは好き嫌いが分かれる木材でもあります。




2-2.ヒノキ



「檜風呂」が有名なヒノキ。特徴としては、浴槽に使えるほど水に強い強度と耐久性が挙げられます。

無垢 ヒノキ|滋賀のリフォーム店 匠工房  ※写真:前田木材株式会社 木曽ひのき


ヒノキの香りはリラックス効果があり、癖がない美しい木目が魅力的です。



2-3.オーク



オークも、ウイスキー樽などに使われるほど水に強く耐久性があります。柔らかさには欠けるもののキズや凹みに強く、ハッキリとした木目が美しい木材です。

無垢 オーク|滋賀のリフォーム店 匠工房  ※写真:前田木材株式会社 オークフローリング



こちらも比較的安価であり、どんなインテリアにも馴染むので人気があります。

2-4.パイン



マツ科の木から切り出された木材のことをパイン材と呼びます。素朴な見た目で柔らかく、足ざわりがいいのが特徴です。

無垢 パイン|滋賀のリフォーム店 匠工房  ※写真:前田木材株式会社 パインフローリング


最初は白っぽい色をしていますが時間が経つにつれてアメ色へと変化していきます。そういった変化も楽しめる木材です。


2-5.ウォルナット


ウォルナットとはクルミ科の落葉広葉樹のことをいいます。

無垢 ウォルナット|滋賀のリフォーム店 匠工房  ※写真:前田木材株式会社 ブラックウォールナット


重厚感と高級感のある木目とダークトーンが魅力です。耐久性が高く、家具やヴァイオリンなどの楽器、ライフルの銃床にも使われています。他の木材より高級ですが、その価値が十分にある味わい深い木材です。

3.無垢材の魅力

3-1.木がもつ本来の質感



無垢材は、本物の木から切り出された木材です。木そのものの香りや温かみ、無垢 フローリング|滋賀のリフォーム店 匠工房
肌ざわりを感じることができます。思わず裸足で歩きたくなるような肌馴染みが最大の魅力ですね。


また、それぞれの木材によって木目や色合いが違います。自然が生み出した独特の模様がお部屋の雰囲気をガラリと変えてくれます。インテリアに合わせた素材を選んでトータルコーディネートを楽しむことができます。


3-2.時が経つごとに風合いが変わる


無垢材は、経年劣化と共にどんどん味わい深くなるのが特徴です。例えばパイン材は最初は白っぽい色をしていますが時が経つごとにツヤのあるアメ色へと変化します。また、ウォルナットは黒っぽい色味をしていますがだんだんと明るいブラウンへと変わっていきます。そういった変化すらも楽しむことができるのが無垢材なのです。


3-3.調湿効果がある



無垢材は本物の木を使っているので、木と同じように呼吸します。湿度が高い季節には水分を吸収し、湿度が低く乾燥する季節には水分を放出してくれるので、程よい湿度が保たれ快適に過ごすことができます。無垢材の調湿性能は、カビやダニなどが発生しにくい環境づくりにも役立っています。無垢材は、家族が健康で快適に過ごせる空間にするための重要な建材なのです。


4.無垢材のフローリングで気を付けること

4-1.水に弱い


無垢材は大量の水や長期間の水濡れにとても弱いです。シミになってしまったり汚れの原因になってしまうので水で濡れてしまった場合にはすぐに拭き取るようにしてください。また、洗面所やトイレ、キッチンなどの水廻りでも無垢材を使用する場合は、マットを敷くなどの工夫をしてください。また、日頃のお手入れとしては掃除機や乾拭きで十分です。


4-2.キズに弱い



天然の木で作られた無垢材は、物を落としたりイスを引いたりするだけでキズがついてしまう可能性があります。特にスギやパインは柔らかいのでキズがつきやすいので注意が必要です。


しかし、無垢材は多少のキズはサンドペーパーで削ることで修復することができます。キズを予防するためにはイスやテーブルの脚にカバーをかぶせたり、カーペットを敷いたりして床を保護するようにしてください。


4-3.日焼けしやすい



無垢材は紫外線を吸収し、変色していきます。経年と共に色味が変わっていくのも無垢材の魅力ではありますが、ごく一部分の激しい変色が見られる可能性があります。完全に日焼けによる変色を防ぐことはできませんが、カーテンなどで対策する必要はあります。


4-4.ホットカーペットなどの暖房器具は注意



無垢材でも、専用の商品を用いれば床暖房を使用することができます。しかし、床暖房専用の無垢材であっても、カーペットなどを敷いてしまうと高熱により隙間ができたり色やけが出現したりしてしまいます。


また、ホットカーペットやストーブなども同様に変色の恐れがありますので、断熱性のあるマットなどを敷き、床に直接熱が伝わらないようにする必要があります。

5.まとめ




・無垢材は天然木独特の風合いや香り、肌ざわりを楽しめる。


・集成材では敬遠される経年劣化も味わいの1つ。


・天然木だからこそ取り扱いには注意が必要。




次回は内窓についてお話しします。





















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