工事が始まって、初めて分かること|リフォーム基礎学
- 投稿日:2021年 1月11日
- テーマ:リフォーム基礎学
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の馬渕翼です。今回は、リフォームが始まってから発覚する困りごとやトラブルについてお話しします。
お風呂の交換や間取りの変更など、様々なリフォームをするにあたり、お風呂や壁を解体して初めて発覚するお家の問題が露見することがあります。それらの問題は、補修などをしないと後々大きな問題となって生活が台無しになってしまいます。
今回はそういった工事が始まってから判明し、解決しなければならない問題についてお話しします。
築10年程のお家の場合
・外壁や屋根のメンテナンスが必要な時期です。紫外線や雨水などで劣化や腐食が見つかる可能性があります。また、バルコニーなどの防水加工も劣化する時期なので別の箇所のリフォームをされる場合は、同時に防水加工をし直してもらうことをオススメします。
・大量の水を使う浴室まわりは湿度が高くなり結露が発生しやすくなります。それは床下でも同じで、それによって浴室まわりのお部屋(洗面所など)の床材が腐食してしまう可能性があります。
・基礎を覗いたり、床を解体して初めてシロアリの被害が発覚する場合があります。
シロアリは10年ごとの薬散布が大切です。
築15~20年程のお家の場合
・外壁のメンテナンスをしていない場合、コーキングの劣化により内部浸水が起こる可能性があります。
雨水が屋内に侵入し柱や梁にまで到達してしまうと雨水によって腐食が進んでしまい危険です。同じように窓まわりも劣化しやすく、雨水が侵入しやすい箇所です。
・床下の湿気による基礎の腐食は、この時期でも要注意です。基礎はやり替えまで必要になってくるとお金もかなりかかってしまうので、早めの対処が必要です。
築25年以上のお家の場合
・配管の劣化が出てきやすい時期です。
お風呂やキッチンを交換する際には配管の交換をすることをオススメします。
・また、築年数の古いお家の場合、基礎の状態を含め耐震面においても注意が必要です。しっかりと点検を行ない、必要な補修をしておくことが重要です。
いかがでしたか?
お家は目に見えないところでトラブルが起こっているケースも多いです。
不測の事態が起こりうることがあることを忘れないでください。
最後に、匠工房で施工させていただいた際、劣化が見つかり対処した事例をご紹介します。
【こだわったキッチン】 キッチン解体後の床の経年劣化が 激しかったので対処しました。 |
【あたたかいお風呂に・・・】 シロアリの被害も見受けられましたので、防蟻工事も提案させていただきました。 |
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