リフォームとリノベーションの違いって?|リフォーム基礎学
- 投稿日:2019年 10月14日
- テーマ:リフォーム基礎学
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の古屋雄大です。
今回のテーマは「リフォーム基礎学」についてです!
中古の空き家問題に伴い、中古戸建の購入を推進したりDIYが流行していたりと、「リフォーム」や「リノベーション」という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか?
ところで...皆さんは「リフォーム」や「リノベーション」の言葉の意味・違いをご存じですか?
実はその境界は非常に曖昧なのですが、意図や目的によって使い分けられています。今回は基本的な知識として、リフォームやリノベーションの違いについてご説明します。
リフォームとは
リフォームは、簡単にいうと「元に戻す」という意味です。
経年劣化によって汚れたり、壊れたり、古くなってしまった設備や装飾をキレイにしたりして、新築に近い状態に修繕することをいいます。
例えば、
・外壁や屋根を塗装する
・お風呂やキッチンを新しいものに交換する
・クロスを張り替える
などのことを、一般的に「リフォーム」と呼んでいます。
以下は匠工房のリフォーム施工事例です。
【水まわりフルリフォームで快適に】 | 【お風呂も玄関も断熱仕様!ほっとなリフォーム】 |
リノベーションとは
リノベーションは、「つくり変える」という意味です。
リフォームはマイナス状態になってしまったものを修繕してゼロに戻すものでしたが、リノベーションは+αの付加価値や機能を加える行為のことをいいます。変わりゆく家族のライフスタイルに合わせた暮らしを実現してくれます。
例えば、
・3LDKだったマンションを2LDKに間取り変更する
・和室を洋室に変更する
・キッチンを壁付けから対面に移動させる
などのことを、「リノベーション」といいます。
以下は匠工房のリノベーションの施工事例です。
【夫婦のこだわりCAFEで、くつろぎのひとときを...】 | 【思い出のある両親の家を自分たちらしく】 |
それぞれのメリット・デメリットは?
リフォームとリノベーションの違いはお分かりただけたと思います。
それでは次に、両者のメリット・デメリットを挙げてみます。
・リフォームのメリット、デメリット
リフォームは部分的な修繕となることが多いため、その分コストを安く抑えることができます。住みながらの工事が可能なため、比較的気軽に行えることもリフォームのメリットです。
永く住むためのお家の維持ができる一方で、気になるところを部分的にリフォームする、という行為を繰り返していると、お家の美観を損なうケースがあり得ます。家族のライフスタイルに合ったお家へと変わるわけではないため、部屋が余ったり、収納が足りないなどが解決しにくいのもデメリットです。
・リノベーションのメリット、デメリット
お家の「こうしたら家事が楽になるのに」「部屋が余っているので何とかしたい」といった要望に答えられるのがリノベーションです。今の家族のライフスタイルに、お家を合わせることができます。しかし、工事自体が大規模になるので住みながらの工事ができなかったり、コスト面でも負担がかかります。
リノベーションは、希望に合わせて間取りの変更などをすることをいいますが、建物の構造によっては可能な場合と難しい場合があります。例えば、壁や柱を取り除き大きな部屋にしたいという希望があるとします。しかし、柱を抜いてしまうと建物の耐震面が危うくなってしまう場合があるのです。そういった場合では、柱を残したまま広い空間を感じられるようなご提案をする場合があります。
ただ、お家のイメージをガラっと変えることができるので、生活のしやすさやデザイン性の高さが、人気を集めています。
いかがでしたか?
リフォームとリノベーション、それぞれの違いやメリットをご紹介しました。
それぞれに違いはありますが、結局は「どういう暮らしをしたいか」に尽きると思います。お客様のご要望にあったご提案をさせていただきますので、お気軽にお問合せください。
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次回は、「初めてのリフォームのススメ方」についてお話しいたします。