床暖房のメリットとデメリット|冬のあったかリフォーム
- 投稿日:2020年 10月26日
- テーマ:その他
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の山中和樹です。今回は、床暖房についてです。
寒い冬に活躍する床暖房。特に冷える足元からあたためてくれる床暖房は冬の強い味方です。しかし、床暖房にも当然デメリットがあります。今回は床暖房のメリットとデメリットについて詳しくお話しします。
床暖房とは
床暖房は、床をあたためる熱が空気を伝わり、足元とお部屋全体をあたたかくする暖房設備です。
床をあたたかくする方法には2種類あります。温水が床下を循環しあたたかくする温水式と、電気であたためる電気式です。
温水式は、電気、ガス、灯油のいずれかであたためた温水を床下の配管で循環させ、床をあたたかくします。床全体に対するあたたかさのムラが少なく、温水ならではのやわらかいあたたかさが魅力です。
電気式は電熱線を張り巡らせたタイプや、夜に蓄えた熱を放射するタイプなどがあります。キッチンのみやリビングの1部分だけといった部分設置に向いています。
床暖房のメリット
①足元があたたかい
ストーブやエアコンで室温を上げても、冷たい空気は重いので下にたまってしまいます。したがって冬場は足元がとても冷えてしまいます。しかし、床暖房をつけていれば足元からあたためてくれるので特に足が冷えやすい人には向いています。
②火傷の心配がなく安心
石油ストーブなどは小さなお子さまによってはとっても危険です。しかし、床暖房は高温になることもなく、安心して使用することができます。
③床暖房ならではの掃除の必要がない
ストーブやエアコンは定期的なお掃除が必要ですが、床暖房は通常の床掃除のように掃除機をかけたりするだけで事足ります。季節ごとに片づけたりする必要もありません。埃が舞いにくく、空気がキレイなままなのもメリットです。
④乾燥しにくい
床暖房は大きな気流を作ることがないので、喉や肌が乾燥しづらいのも嬉しいポイント。水分が蒸発しづらいため結露が起こらないのでカビやダニが発生を抑える点も魅力的です。
床暖房のデメリット
①コストがかかる
床暖房は、電気式や温水式によって価格の差はあるものの、初期費用からメンテナンス費までお金がかかります。取付工事もお金がかかりますが、床暖房に使われる部品は消耗品なので、定期的に交換が必要になります。そのたびにお金がかかってしまいます。取付けて終わりではないということです。また、特に電気式床暖房はエアコンなどに比べてランニングコストもかかります。
②あたたまるまでに時間がかかる
床暖房はあたたかくなるまでに時間がかかるので、タイマー機能をつかって予めあたたかくなってほしい時間帯を逆算してスイッチを入れておくなどの工夫が必要となります。
③床材が限られる
床暖房を設置するお部屋は、床暖房に対応している専用の床材を選ばなくてはなりません。気に入った床材があったとしても、床暖房に対応してなければ使用することはできないということです。
しかし、今は様々な床暖房対応フローリングが登場しており、無垢でも床暖房対応のものが出ているので、気に入るものがきっとあるはずです。
いかがでしたか?メリット・デメリットをしっかり理解して床暖房を採用するかご家族で話し合ってみてください。
最後に匠工房の施工事例をご紹介します。
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