ダウンライトの種類と注意すべき3つのこと|その他
- 投稿日:2023年 3月17日
- テーマ:その他
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の金ヶ﨑智秀です。今回はインテリア性の高い照明、ダウンライトについてお話しします。
1.ダウンライトとは
1-1.ダウンライトって?
ダウンライトとは、天井に埋め込んだ照明のことをいいます。
シーリングやペンダントライトに比べ、天井に対してフラットに取り付けられるため、お部屋全体をすっきりと見せることができます。 ダウンライトは天井全体にバランスよく配置することもできれば、主照明に対して補助的に配置することもできるので、お家だけでなくショッピングモールや大ホールなど幅広い場所で用いられています。
1-2.ダウンライトの種類
①ユニバーサルタイプとベースタイプ
ユニバーサルタイプとは、光の向きを変えられるダウンライトのことをいいます。
焦点を当てたい商品に対して設置したりすることが多く、店舗や美術館で選ばれることが多いです。
ベースタイプは角度調整ができないタイプです。ごく一般的なダウンライトといえばこちらでしょう。
②集光タイプと拡散タイプ
こちらは光の広がり方の種類です。集光タイプとはスポットライトのように真下を集中的に照らします。拡散タイプは空間全体に光を広げます。インテリア的な要素として使いたい場所では集光タイプが、お部屋全体を照らす目的なら拡散タイプのダウンライトがおすすめです。
③交換型と固定型
電気が切れてしまったとき、ご自身で交換することができるダウンライト(交換型)と、できないダウンライト(固定型)があります。現在はLEDの固定型が主流です。自分で交換できない固定型は不便のように思われますが、LEDは光源寿命が40,000時間なので、1日8時間ほどつけていても約10年ほどは電気が切れることはありません。10年も交換が必要ないという点から固定型が一般的となったのです。
2.ダウンライトを取り入れるメリット
2-1.空間がスッキリと広く見える
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明なので、天井に凸凹がなくなりスッキリとして見えます。
そして、天井がフラットになることでお部屋を広く見せることができます。
2-2.どんなインテリアにも合う
ダウンライト自体もスタイリッシュなので、インテリアを邪魔しない照明だと言えます。
2-3.ピンポイントで照らすことができる
ダウンライトの種類によっては、スポットライトのようにピンポイントで照らすことができます。
1つだけ設置すると明るすぎないので、寝室や夜中に廊下を通る用などに重宝します。
3.ダウンライトを取り入れる際の注意点
3-1.交換が自分ではできない
固定型は先ほど述べたように、10年に1度は業者さんに照明の交換を依頼しなければなりません。メンテナンスの回数は少ないですが、毎度業者に依頼しなければならない点が面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
2-2.位置・数を途中で変えられない
ダウンライトは天井に穴を開け、埋め込む形で取り付けます。そのため、工事後に簡単に場所を変えたり数を変えたりすることは難しいです。家具の位置を考えずにダウンライトの位置を決めてしまうと眩しすぎたり暗すぎたりしてしまう可能性があります。そのため、計画時から置きたい家具の位置を想定しながらダウンライトの位置を考えることをおすすめします。
また、ダウンライトを角度が変えられるユニバーサルタイプにしたり、調光や調色ができるタイプのダウンライトを選んだりすれば、将来的に模様替えをしてダウンライトの位置に困ったときでもある程度対処できるでしょう。
2-3.取付けすぎに注意
ダウンライトは、シーリングライトに比べサイズも小さいため心もとないように感じる方もいるかもしれません。しかし、だからといって取り付けすぎるとかえって眩しすぎた、というケースもあります。リビングやダイニングのような広い空間では、補助的な役割でダウンライトを取り付けたり調光タイプのダウンライトを選んだりすることをおすすめします。
また、ダウンライトだけでコーディネートしたい場合は、きちんとプロの方と相談しながら位置や数を決めるようにしましょう。眩しすぎたり暗すぎたりした場合でも数や位置は変更できないため、しっかりと計画することが大切です。
4.ダウンライトを使った施工事例
①LDK全体をダウンライトでまとめた事例

ダウンライトをつけすぎず、きれいに配列されています。キッチンやダイニングはお料理のしやすさやお料理をよりおいしそうに見せるため数を多めに、リビングはリラックスする場所のため少なめに配置されています。
②スポットライトのように使用した事例

玄関のエコカラットを目立たせるため、スポットライトのようにダウンライトを取り付けました。高級感のある空間に仕上がっています。
③ペンダントライトとの調和を叶えた事例

キッチンとダイニングにペンダントライトを設置し、キッチンは手元が見えやすいような位置にダウンライトを。ダイニングには補助的な位置にペンダントライトを配置しました。ペンダントライトは種類が多くあり、空間をとってもおしゃれに仕上げてくれますが、少し光量が足りない場合は多いです。そういうときに、明るさを補助する形でダウンライトを置くとペンダントライトを邪魔せずに過ごしやすい明るさのお部屋にしてしてくれます。
5.まとめ
・ダウンライトはインテリア性と機能性の高い照明
・ただし位置や数によっては眩しすぎたり暗すぎたりするので、事前の計画が重要!
