タンクレストイレのメリット・デメリット|トイレリフォーム
- 投稿日:2023年 2月20日
- テーマ:トイレリフォーム
こんにちは!滋賀のリフォーム店 匠工房の武藤果穂です。今回は、タンクレストイレについて詳しくお話しします。
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タンクレストイレとは?
タンクレストイレとは、その名の通り洗浄用の水を貯めておくタンクがない
トイレのことをいいます。スッキリとスタイリッシュな見た目が印象的なトイレです。
タンクレストイレは、タンク式トイレとは異なる構造をしています。水道直結式といい、水の水圧で流す仕組みになっています。タンクありのトイレと違い連続で流すことも可能です。
タンクレストイレのメリットは?
①節水効果で水道代が節約できる
従来のタンク式トイレは、一度の洗浄に約13Lもの水が使われています。タンクレストイレはその3分の1ほどの水量で済みます。この節水効果により水道代もグッと安く済ませることができます。
例えば、TOTOのタンクレストイレ「ネオレスト」は、1回あたりの洗浄水量がわずか3.8ℓとなっています。従来のトイレでは1回あたり13ℓや8ℓのお水が使われていたので、かなりの節水となります。水道料金にすると最大約15,000円も節約することができます。
※出典:TOTO 電子カタログより
②スタイリッシュでデザイン性が高い
タンクレストイレはスタイリッシュで流線的なデザインが魅力的です。メーカーによっては様々なカラーバリエーションが用意されており、内装と合わせたコーディネートをより楽しむことができます。
例えば、PanasonicのアラウーノL150シリーズでは
高級感のある色彩が美しく、非常に高いデザイン性を持っています。
※出典:アラウーノカタログより
③お手入れが楽
タンクレストイレは汚れにくいよう設計されています。メーカーによってお手入れに関する特徴は違いがありますが、台所用洗剤で水面に泡のクッションを作ったり、除菌水によって黒ずみを抑える機能などがあります。
トイレそのものの素材についても各メーカーで新素材が開発されており、汚れがつきにくい仕様と形状になっています。
例えば、LIXILのサティスはアクアセラミックという素材が使われており、
水アカや汚れが落ちやすく、キズもつきにくくなっています。
※出典:LIXILカタログより
タンクレストイレのデメリットは?
①手洗いがついていない
タンクレストイレは、当然ながら手洗い部分がついていません。室内に手洗いカウンターを設置するか、洗面所で手を洗うかを選んでいただく必要があります。
②水圧の問題で、マンションや2階以上に設置できない可能性がある
タンクレストイレは水圧で洗浄をするので、水圧が低い階数の高いお部屋には設置できない可能性があります。
マンション用のタンクレストイレなども出ていますし、調査の段階で水圧を図ることができますので、まずはお気軽にご相談ください。
③ウォシュレット部分のみを交換すると高くつく
タンクレストイレは、便座とウォシュレットが一体となったトイレです。
一体型のトイレでもウォシュレットのみ交換が可能ですが、分離型のトイレと比べて費用が高くつく上に、
既存のトイレに合うウォシュレットの種類が少ないのがデメリットです。
そのため、ウォシュレットのみを交換するより、トイレを丸ごと交換する方が安くつきます。
いかがでしょうか?
今回は、タンクレストイレのメリットとデメリットについてお話ししました。魅力のあるタンクレストイレですが、デメリットもしっかりと理解した上で検討してくださいね。
最後に匠工房の施工事例をご紹介します。.
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