大阪府 株式会社ライズアセット様 店舗事例
不動産の商談の場に恥じない緊張感・高揚感と落ち着きを両立させた空間 |
費用 | - |
工期 | 約1カ月間 |
リフォーム箇所 | 店舗 |
・高級感 ✕ かっこよく ✕ おちつき |
不動産という高額な商談の場に恥じない緊張感や高揚感と、一見それらに相反する、落ち着きのある空間を、来店されるお客様の動線に連動するようにデザインしました。 |
施工後
メタル切文字の社名サイン。凹凸のおおきなタイル面に対して均一に浮かすことで、より一層、目につくようになっています。 フォントはサンセリフですがすこし太さを調整し、中距離から近距離にかけて識字がしやすいように狙いました。 |
デザインウォールは、既製サイズのガラスパーテーションの横枠と同じ高さに設定し、かつランダムに配置した斜めや縦の桟でデザインしました。横の桟に比べ、縦の桟を少しだけ細くすることで、スタイリッシュに見えるよう意識しています。 |
質感の強いマットな木目と暖色の照明で落ち着きを演出しています。 ガラスパーテーションは通路に面しているので、人の高さまでスリガラスフィルムを貼っていますが、足元には貼らずに、こちらも視線の抜けを作っています。 |
空間に変化をつけるため、デザインウォールの木目は薄い色味に変更しました。それに伴って桟の色もシルバー色に変更しています。そのため、ガラスパーテーションとは隣り合わない対面の壁をデザインウォールにしました。 同じデザインですが、商談室①壁面の大きさが変わるので、縦やナナメの桟の配置も調整し、空間に対して適度に配置しました。 |
エレベーターホールからテナント区画内を望む。 すると、社名の入ったレセプションウォールが正面でアイキャッチになるように配置しています。 ですが、狭さや息苦しさを感じさせないため、空間の奥行きを感じられるよう、あえて、ガラスパーテーションとの隙間を空け、視線の抜けを作っています。 |
当初ご要望にはありませんでしたが、オンラインミーティング等の業務中の需要が大きくなっていると感じ、ブースエリアのご提案をし、採用していただけました。 建物の柱型を利用した配置にしたため、本来ならデッドスペースになるところを有効に活用しています。 |
担当者より一言
当初は、不動産業のオフィスということで、土地をデザインモチーフに意匠をしていましたが、少しカジュアルに寄り過ぎているとご指摘を受けました。
その後、お客様との綿密な打ち合わせを経て、緊張感・高揚感と落ち着きのある空間を両立させることができました。
また動かせない天井埋め込みエアコン等の天井設備があったため、それらをうまく交わしつつ、各空間のレイアウトを決める必要があり、その辺りが少し苦労した点です。
OPEN後にお伺いした際に「来店されたお客様がオフィスかっこいいですねと感想を言ってくださる」と聞き、良かったと思わず笑顔が溢れました。